イエタテオフィシャルブログ「イエタテスタッフ日記」

『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』

  • 2012年06月01日
こんばんは。中野です。

忙しい、忙しいと自負してすっかり告知が遅くなってしまいましたが(関係者のみなさま申し訳ありません。。)、、、先日サールナートホールさんで上映会が行われました!
それは、、、『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』という映画です。

正直、ショックを受けました。
なんなのでしょう、三島由紀夫って。

映画の内容は、三島由紀夫が1970年に起こした三島事件について描かれているのですが、自分が生まれる少し前に、こんな事件が起こっていたとは、、、旨く飲み込めません。ノーベル文学賞の文学者候補者だったのに!??

三島由紀夫については、確かゲイだったよな、とか。
目がギョロギョロしてて、、、
というくらいしか知らなかったのですが、
こんなに過激な右翼的思想を持っていたのですね。

でも彼は本当は、右翼左翼とかいう話以前に、
自分にも、日本という国にも物凄く高い理想を持っていて、
そこを目指すために何かしようとしていたような気がしました。
(全然違ったらすみません)

そう思うと、今の日本って、こんなに真面目に自分の国のこと考えている人っているんでしょうかね。考えすぎると過激になって、扱いにくいから、危険な思想は抱かないように、きっと日本国民は骨抜きにされたんだろうな、とか思ってしまいますね。。
だからなんとも気だるい世の中になってしまっているわけで。。
私も平和が好きですけどね。決して右翼ではないですけど。。


映画なんて娯楽だから、見て楽しいものを見ればいいじゃん!と思いますが、若松監督の作品というのは、個人的にはあまり見たくないもの、目を背けたくなるようなものが多いような気がします。

でも、そこには人間の真髄というか、避けては通れないものというか、人間の面白みというか、いやな面というか、事実が描かれています。


過去の日本にこういうとんがった人がいたんだ、ということを教えてくれているんですよね。

三島に興味が湧いてしまったので、今度作品を読もうと思います。


やっぱりこういう映画を見なくてはいけないんだと!思いますね。
きゃりーぱみゅぱみゅみたいなものをカワイイ~とか
言っている場合ではない!と思うのですよっ!!!

ただ、正直ARATAがちょっとかっこよすぎます。。
軍服もよく似合ってましたよ♪

ちなみに、三島と一緒に自決した、森田必勝(すごい名前、、、)役の満島真之介という役者が光っていました。若者特有の、純粋ゆえの空恐ろしさを感じました。本当に、あんな瞳で、真剣に狂った思想を抱いて亡くなっていったのだろうな、と思いました。

すでにサールナートホールにて、公開中です。
6/8迄なので、興味を持った方はお早めに♪





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