こんにちは 住まい情報事業部 日比です
先日、
興津川木の家プロジェクトの第1号の建物を拝見しました。
自分がこのプロジェクトを知ったきっかけは
ペレットストーブのもくぺれ代表の方との出逢いからです。
「平地が少ない静岡市の面積のほとんどが山で
その山には木が豊富にある。にも関わらず
ほとんどの家は輸入材を使って建てている。
それでは地元の林業が衰退していく。
製材、材木関係者もです。
そうなると地元の資源を使われず森林は荒れていきます。
①たくさんあるのに進まない国産材の利用状況。
どこの木かわからいのなら、見える化できないか。
②木材の原木価格は安いのに、、複雑な流通経路を
経て、高いものになっていくシズテム。シンプルにできないか。
③認証材制度と一般的な木材流通の中間を狙った仕組みが、
必要ではないか?
そこで『産地直送的な発想で、家が出来ないか』という事に
なり、興津の木の家プロジェクトがスタートしたそうです。
詳細は
コチラ
「興津川木の家プロジェクト」とは、清水の木を使い、清水の工務店が、清水の土地に家を
建てるという産地直送の家づくりです。
そんなプロジェクトの家ができました。自分もこの眼で見たいと思い、工務店の方にお願いして
見学してきました。
興津川の木を地元の木こりが切り、清水の工務店の大工が建てる。
建てる人(お施主さん)はその流れ、顔が全て見える。それって本来の家づくりに思います。
今回は実際にご家族が山に行って自分達で大黒柱の木を伐ったそうです。
工務店の方の「木こり→製材所→加工場→現場へと、想いをバトンタッチしながら家を建てた」
という言葉も非常に心に響きました。
しかもこの家、
ゼロ・エネルギー化推進事業の家なんです。
詳細は
コチラ
ここから2件、3件と建てていく事、そして安倍川、藁科川と横展開していく事で
地元の人が、地元の木を使い、地元に家を建てる事で、地元の職人も活性化していきますし
山も間伐が進み、資源が未来へ繋がっていくと思います。